周囲の期待に応える人生から、自分の気持ちを選ぶ人生へ

NO IMAGE

人を支えることと、自分を犠牲にすること
看護師や介護士は、人を支えることが仕事です。
困っている人を見ると、「私がやらなければ」と思うこともあるでしょう。頼りにされるのは、決して悪いことではありません。
しかし、周囲の期待に応え続け、自分の疲れや本音を後回しにしているなら、それは「人を支えること」から「自分を犠牲にすること」へ変わっているのかもしれません。
自分を守ることは、わがままではありません
人を支えることと、自分を犠牲にすることは違います。
人を支えるとは、自分にできる範囲で力を貸すことです。一方、自己犠牲とは、自分の限界を越えても相手を優先し続けることです。
「これ以上は難しい」と伝えることは、冷たさではありません。自分の心と体を守るための大切な選択です。
背負いしすぎると、仕事が頭から離れなくなる
相手の苦しみに共感する力は、看護や介護に欠かせません。
けれども、相手の問題まで自分のことのように背負うと、心や頭の余力が少しずつ失われていきます。
帰宅すると、何もする気になれず寝続けてしまう。起きている間も、患者さんや利用者さん、職場のことを考えてしまう。そのような状態が続けば、休んでいるつもりでも心は仕事から離れられません。
特に50代は、体力の変化や子育ての一区切りをきっかけに、これからの働き方を考える時期でもあります。
自分の気持ちを基準に選んでいい
人を支えるためにも、自分の心と体を守ることが大切です。
すべてを一度に変えなくても構いません。まずは「本当はどうしたいのか」「どこまでならできるのか」を自分に尋ねてみましょう。
心の中の思いを一人で整理することが難しいときは、カウンセリングで言葉にしていく方法もあります。
周囲の期待だけでなく、自分の気持ちも大切にすること。その小さな選択が、これからの人生や働き方を見直す第一歩になります。